終活同好会の活動報告です。
2021年11月23日(火)
今日の終活同好会は「英国・日本の医療・介護制度」がメインテーマで、23名の参加でした。11月13日に開催された東京の社会保険労務士事務所ライフメイツ主催の日本の年金のセミナーの報告、社会保障協定、日本の年金のQ&A、終活同好会の会員の終活活動、更に、日本の年金は日英租税条約で日本非課税・英国課税、英国・日本の事情に詳しい相続執行人のお勧め等についても情報交換しました。
2021年10月26日(火)
今日の終活同好会は19名の参加で、「終の棲家は英国か日本か」のテーマでした。以前の英国在住の日本人高齢者の意識調査に基づいて、遺言書・相続・贈与・住まい・成年後見人等、終活として事前に準備する事の大切さ、終の棲家は英国か日本かは、本人の家族・人との絆を考えてご自身が判断する事になるとの説明が有りました。
其の後、英国の主要な居住用の住居の譲渡利益は非課税である事、遺族手当(Bereavement Support Payment)は一時金と18か月の期間限定支給で、生存配偶者が英国公的年金年齢以下で有ることが条件で、公的年金年齢に達している場合は公的年金額が再計算される事、英国・日本の死亡届、自分の肉親の死亡時にその遺骨を手荷物として日本への帰国の飛行機に搭乗する時には、それが人間の遺骨であるとの証明書が無いと無用なトラブルに巻き込まれると言われたものの、実際には何の検査も無く出国・入国出来た例、3回目のコロナBooster Jabは2回目の接種の6ヶ月を過ぎてから接種となる事、英国の地域の日本人会・企業人・学生の会、ケアコミュニティジャパンプロジェクト・スマホ・終活・グリーンコーラス・県人会・同窓会にFacebookを通じて参加して情報・意見交換する事の紹介がありました。
2021年9月28日(火)
2021年9月28日(火)
今日の終活同好会は、日本からの2名を含む25名の参加でした。テーマは、「英国から日本に本帰国する時に行う事」で、引越し業者の選定、英国・日本の年金・銀行・クレジットカード・HMRC関連の住所変更、Post Officeへの郵便物の転送依頼、英国HMRCへの確定申告、英国の家の不動産譲渡所得税、資産の英国から日本への移動・日本での身元保証人制度等について、説明がありました。其の後、英国のState Pensionの受給資格、英国・日本の寡婦年金、英国のNational Insurance 制度、日本の多重国籍制度についても情報交換をしました。
2021年8月24日(火)
今日は、第9回終活同好会 Online Zoom ミーティングが「エンディングノート」のテーマで開催され、19名の参加でした。ご自身が歳を重ねるにつれて、記憶力・判断力・意思疎通能力が衰える前に、これまでのご自身の人生を振り返り、今後の人生の終末期のイベントにどの様に残された配偶者・家族・代理人に対応して欲しいかを書き残す「エンディングノート」について説明されました。
其の後、英国と日本のケアホームの費用・サービスの比較、両方の国のケアホームを実体験した方が英国のケアホームは日本の3倍以上の費用でサービスの品質は1/3以下との実感を持ったとの事、英国には介護保険制度が無く、一定以上の資産・収入の有る方は全額自己負担である一方、日本には、介護保険が有り介護費用は資産の多寡に拘わらず、年収に拠って異なるものの、原則1割・2割・3割負担である事、以前英国で2020年4月から介護費用の自己負担額に£72,000の上限を設定しようとの政策があったものの、財政上の理由から無期延期になった事、Care Community Japan プロジェクトについて、そして、終活同好会は終の棲家、英国・日本の医療・介護制度、不動産譲渡所得税、相続税、贈与税、遺言書、無遺言相続、老後の住まい、エンディングノート、英国から日本への本帰国時に行う事の10のテーマを扱っており、それらの全てのテーマについての説明が完了したら、再度それらの同じテーマについて復習を兼ねて繰り返す予定である事と予告されました。
2021年7月27日(火)
第8回終活同好会 Online Zoom ミーティングが「英国・日本の老後の住まい」をテーマに開かれ、24名の参加でした。
英国全土にケアホームが11,109施設有り、その内約42%の4,632件はナーシングホームで有る事、ケアホームの検査・評価機関CQC(Care Quality Commission)の紹介、ケアホーム入居者数は約41万8千人で、英国の65歳以上の4%、85歳以上の15%で有る事、介護費用の公的補助、リタイアメントアパート、ケアホームのインターネットサイトの紹介、日本の特別養護老人ホーム・介護療養型医療施設・介護老人保健施設・介護付き有料老人ホーム等々の施設のサービスの違いについて、解説が有りました。
其の後、7月12日のロンドンの集中豪雨で床上浸水の被害に会われた方の其の後の様子、8月17日(火)のスマホ同好会の昼食会のお誘い、Private Pensionの相談は銀行か、ファイナンシャルアドバイザーが良いか等の情報交換をしました。
2021年6月22日(火)
今日は、日本から2名を含む22名の参加で、英国・日本の無遺言相続がテーマでした。英国・日本の遺言書無しで死亡、或いは遺言書が法的に無効となった場合の法定相続の制度、Joint Tenant・Tenants in Commonでの共有財産の相続の違い、Trust(信託)、Protective Property Trust、英国のCare Homeの費用・サービス、米国で最近承認されたアルツハイマー病の治療薬(Aduhelmアデュヘルム)等について、自身の体験を含めて情報交換しました。
2021年5月25日(火)
今日は第6回終活同好会が開催され、日本からの4名を含め26名の方々が参加され、テーマは「英国・日本の遺言書」についてでした。英国の遺言書は、本人がサインする際には二人の成人が証人としてサインする必要がある事、日本には自筆証書遺言書・公正証書遺言書・秘密証書遺言書があり、費用は掛かるものの公正証書遺言書を公証人に作成してもらうと家庭裁判所の検認も必要なく、法的にも間違いなくお勧めである事、日本の法定相続人の遺留分についての説明が有りました。
其の後、LPA (Lasting Power Attorney)の大切さ、資産は配偶者・パートナー同士の共有名義にしておくといざと言う場合手続きが簡単な事、コロナのロックダウンが始まる前に使用していたChelseaのLe Pain Quotidienは閉店となり、現在はギリシャレストランに改装中で、多分もう使用出来ないのではとの情報が共有されました。
2021年4月27日(火)
今日の第5回終活同好会は25名の参加で、テーマは英国・日本の贈与税でした。英国には贈与税は無く、贈与は原則非課税であるも、贈与者が贈与後7年未満に死亡すると、その贈与は相続資産と見做され、他の相続資産と合算で相続税非課税枠を超えると贈与後の生存年数に拠って軽減相続税率が掛かる場合が有る事、贈与者が生前贈与した住宅に居住し続ける場合の注意、年間非課税枠(Annual Exemption)について説明がされました。
日本の贈与税については、年間110万円の非課税枠、2,500万円まで非課税の相続時精算課税、配偶者への住宅非課税、直系の子・孫への住宅資金・教育資金・結婚・子育て資金の非課税特例、生前贈与加算3年ルール、贈与税の6年の時効等が説明されました。
其の後、相続執行人、英国の信託(Trust)制度、英国と日本の介護費用・介護サービスの品質の比較、北欧の高負担・高福祉、国民の満足度、Apple Storeの予約方法、iPhone 12をApple StoreかO2 Shopで購入する場合の価格の比較、英国のスマホを日本で使用する場合の注意点等のQ&Aが有りました。
2021年3月23日(水)
今日の第4回終活同好会 Online Zoom ミーティングは、英国・日本の相続税をテーマに開かれ、35名の方々が参加されました。
英国では、夫婦間の相続資産全額の相続は無制限で非課税、その他は£325kの非課税枠、子や孫への住宅を含む相続には£175kの追加住宅非課税枠、夫婦間での未使用非課税枠の引継ぎ、相続税40%、Domicile Statusとは、贈与のPET (Potentially Exempt Transfer)の7年ルール、そして日本の相続税の非課税枠・税率、相続放棄の3ヶ月ルール、海外相続資産の10年ルール、法定相続人の遺留分、夫婦での共同遺言書は不可で夫々別々に作成しなければならない事、LPAは本人が死亡すればその時点で失効し、其の後は相続執行人(Executer)が相続財産の管理をする事等のQ&Aや、Care Community Japan Projectについても意見交換しました
2021年2月23日(火)
今日は、第3回終活同好会で32名が参加し、テーマは英国・日本の不動産譲渡所得税についてでした。
英国の不動産を英国の居住者として売却すると、その売却益に対してCGT (Capital Gains Tax)は掛からず、HMRCに確定申告する必要もありません。
しかし、英国在住中にその不動産が売れずに例えば日本に帰国し、英国の非居住者・日本の居住者になった後に売却すると、英国HMRCに売却後30日以内に確定申告する義務が生じ、日本でもその家に住まなくなってから3年以内と言う条件で、三千万円の非課税枠があり、その非課税枠を超える分には、5年以上の長期所有で約20%の不動産譲渡所得税が掛かるとの説明が有りました。其の後、譲渡と贈与の違い、生前贈与の場合の7年ルール、日英二重課税を回避する租税条約、英国・日本の不動産市場等について情報交換しました。
休憩の後、第二部では元産経新聞社ロンドン支局長・国際ジャーナリストの木村正人氏による英国在住の高齢者の孤独問題についてのインタビューがあり、コロナ禍での若者・学生の生活苦、SNSの限界、奨学金の返済問題等について意見交換しました。
2021年1月26日(火)
今日は、第2回終活同好会が「英国・日本の医療・介護制度」をテーマに開かれ、30名の参加でした。終活同好会の活動内容の紹介、英国・日本の医療・介護制度の概略説明の後、北海道テレビ放送の日本の介護制度を解説したYouTube動画を一緒に視聴しました。其の後、休憩を挟んで、コロナワクチンを接種した方のお話しをお聞きしたりして情報交換しました。