英国で2025年1月から全面的に運用開始予定のeVisaとそれに伴うNTA No Time Limiteの申請手続きについて、皆さんからこれまでにお寄せ頂いたご質問と私からの回答を以下にご紹介します。今後も新たなご質問が有りましたら随時追加して行きます。皆さんの参考にして頂ければ幸いです。
1 | (Question) (2024年5月10日) eVisaの件ですが、0300 790 6268 の Option 2 eVisa helplineに聞いた所、パスポートにILRのインクスタンプが押印されている人には、未だ System is not yet live で、How do I get an eVisa and a UKVI account?に Scroll down して、Sign up for UpdateをClickしてRegisterすると、Government will send you an email when it is live. Obtaining BRP is free and requires no documentation to be physically sent. との事でした。 |
(Answer) 私自身は古いパスポートにILRのスタンプが押印されていますが、UKVIのサイトでNTL – No Time Limit Applicationを行い、UKVCASのサイトでUKVCASとの面談を予約し、必要書類をアップロードし、5月9日にCroydon の UKVCAS の事務所に行って、顔写真の撮影・両手の10本の指の指紋・パスポートのスキャンをして、手続きを済ませました。手数料は£143で、15分位で完了しました。何か質問・追加資料が必要でしたら、その旨 UKVI から連絡があるとの事です。従いまして、System is not yet live とは不可解です。 |
|
2 | (Question) (2024年5月12日) 早速、NTL(No Time Limit)ApplicationをOnlineで申請しようと思いますが、フォームに入力出来るサイトが分かりません。NTL ApplicationのサイトのURLを教えて下さい。 |
(Answer) お問合せのNTL(No Time Limit)Applicationの申請は、以下のサイトから必要事項を入力して下さい。 https://visas-immigration.service.gov.uk/product/biometric-residence-permit-replacement-service?_ga=2.58760237.101540174.1717571918-1815138452.1687524826 |
|
3 | (Question) (2024年5月13日) 私は古いパスポートにILRのスタンプが押印されているので、NTLの申請をしUKVCASで面接の予約をしてBRP・eVisaの手続きを進めて行くのだと理解しています。しかし、私は6月・7月と2ケ月間日本に一時帰国する予定なのですが、NTLの申請も含めて全ての手続きを8月早々に帰英するまで伸ばすか、それとも、もし可能ならばNTLの申請だけ済ませておいて予定通り日本へ行き、8月こちらに戻ってから残りのプロセスをした方がいいか判断しかねています。又、8月帰英後まで待ってから全ての手続きを始めた為に遅れて、もし今年中にeVisaを取得出来なかったとしても、取得出来るまで英国から出国さえしなければ問題は無いのでしょうか? |
(Answer) 質問者はご自身のパスポートにILRのスタンプが押印されているので、NTL(No Time Limit)Applicationをして、UKVCASでの面接で顔写真・指紋・パスポートのスキャンをしなければならないとの理解はその通りです。ではその手続きを質問者の6月からの日本への2か月間の一時帰国の前にするか、8月に日本から帰国されてからするかは、質問者が申請に必要な書類さえ御手元に有るのでしたら、もしその気になれば今週・来週中にでも手続きを済ます事は物理的には不可能では有りません。一方、質問者が8月に日本から帰国されてから手続きをされて、年内にBRP・eVisaが取得出来なかったとしても、特にその後英国からの出国・再入国の予定が無ければ影響はないのではと推測します。申請に必要な書類で、現在の住所を証明する書類とパスポートは必須ですが、それ以外の書類は、有れば問題有りませんが、もしそれらの書類が無い場合は、正直に無いと申告せざるを得ません。従いまして、私は質問者に今週・来週にも出来る事は全て済ませてから日本へ一時帰国をされるのをお薦めします。 |
|
4 | (Question) (2024年5月14日) この英国の2025年1月1日からのeVisaへの移行については、私の周りの大勢の友人は誰も知りませんでした。英国 Home Office・日本大使館・BBC・空港などで何かしら情報を発信すべきだと思います。英国在住の外国籍の永住ビザ保持者を積極的にサポートする意識などないのでしょうか。 |
(Answer) この英国に長期滞在の外国籍の人のビザの管理方法が来年1月1日からeVisa(電子査証)に全面移行されると言うのは、我々にとっては大変インパクトの大きい事ではありますが、BBCなどにとっては余りニュースバリューが無いのかも知れないですね。しかし、英国Home Officeや英国に有る外国大使館はもっとこの英国のビザ制度変更について広報活動をすべきだとは、仰る通りだと思います。更に英国にある日本人コミュニティである英国日本人会・なみの会・JCUKや、英国ニュースダイジェスト・週刊ジャーニー等の在英日本人向けのメディア等もこれからこの件の広報活動を積極的に進めて行く事を期待したいと思います。 |
|
5 | (Question) (2024年5月15日) eVisaに関して、NTLの申請は先日完了し、UKVCASのアポイントメントも取りました。尚、You can also download a copy of your application form and document checklist.とのメールをUKVIから受信しましたが、このdocument checklistのダウンロード場所をご教示頂ければ深謝です。 |
(Answer) NTL Applicationが無事完了したとのUKVIからのメールに、What you need to do next の項目があり、その下の return to your application をクリック、Continue my current application をクリック、Save and continue to final task をクリックしますと、download a copy of your supporting documents check list があります。それをクリックしてみて下さい。 |
|
6 | (Question) (2024年5月17日) 古いパスポートにILRのスタンプが押印されている友人から聞かれたのですが、初めにUKVIでNTL(No Time Limit)の申請をしてからUKVCASのアポイントを取ると言う手順で宜しいですか。 |
(Answer) はい、ご理解の通りです。英国のILRを持っている方で、BRP・BRCのプラスティックカードを持っておらず、古いパスポートにILRのスタンプが押印されて居たりスティッカーが貼り付けられている人は、先ずは UKVI (UK Visa and Immigration)のサイトに行ってアカウント登録し、NTL(No Time Limit)の申請の為の必要事項を入力した後、UKVCAS(UK Visa and Citizenship Application Services)のサイトに行って顔写真・指紋・パスポートの登録のアポイントメントを取り、更にNTLの必要書類をサイトからアップロードをすると言う手順です。 |
|
7 | (Question) (2024年5月18日) 私はILRのスタンプが押印されているパスポートを使っているのでNTLの申請が必要かと思いましたが、一方でパスポートは2019年に更新して居り、昨年5月に日本に一時帰国して帰英した際にはパスポートコントロールは自動のeGateで自分でパスポートをスキャンして通過出来たので電子パスポートと言う事ですよね。でもBRP・BRCのプラスティックカードは持って無くて、パスポートの外見も参考資料5ページの写真では真ん中のVignette sticker in passport に似ています。BRP・BRCとは色も外見も違いますし、スティッカーが貼っていなくても私のパスポートはVignette sticker in passport のタイプなのか困惑しています。認識不足の稚拙な質問かも知れませんがご助言お願い致します。 |
(Answer) 先ずは、質問者のILRは以前の古いパスポートにスタンプが押印されていると言う事でしたら、それで間違い無くそれ以外では無いと思います。質問者が先回英国に入国された時に、入国審査官がいるゲートでは無く、無人のeGateで自分でパスポートをスキャンして入国する事が出来たと言うことは、日本のパスポートにはチップが埋め込まれていて、その様にeGate を利用出来ると言う事だけで、その事は今回の英国のビザがeVisa に移行になる事とは全く関係有りません。BRP・BRCとは、クレジットカードの様なプラスティックカードで、それは所謂英国に6ヶ月以上の長期滞在のビザを持っている事を証明するカードで、それはどちらにしても今年2024年12月31日に有効期限が切れると表示されている筈です。質問者はご自身のパスポートにILRのスティッカーが貼り付けられておらず、又BRP•BRCのプラスティックカードも持っておられないのでしたら、質問者のILRは、古いパスポートにILRのスタンプが押印されていると言う事で間違いないと思います。そして、NTL (No Time Limit)の手続きを進める必要が有ります。 |
|
8 | (Question) (2024年5月20日) eVisa申請で私が一番困っているのは、Immigration Office からもらった私のILRを確認するレターを紛失してしまったことです。 今更、いつ・どこで・どのようにして紛失したなどの記憶に無いことを想像でPoliceに届けることも出来ません。しかし、そのレターの有無は、無いを選べばPoliceに連絡せよと言うことになりますし、有りを選べばPassport を documentとして進めるしか無いと言うのが私の結論です。1984年のpassportに、Given leave to enter the United Kingdom for an indefinite period というstamp が押してあるので、このパスポートをimmigration office からのdocument として、申請を進めるしか無いと結論しました。それで宜しいでしょうか。 |
(Answer) 質問者の対応で宜しいかと思います。無い書類は無いとして、それをPolice Stationに紛失届を提出する必要など有り得ないと思います。 |
|
9 | (Question) (2024年5月20日) 少し困っているのは、2005年3月の退職から2018年に別の住所に引っ越すまでの居住の証拠書類ですが、これがPension Officeからの通知・NHSからのletter・mortgage 会社のletterの混ぜこぜで、しかもどうしても2009年分と2012年分が埋まりません。もし、State Pension、又はprivate pensionsも私は受け取っていますが、それらの2005年から2017年分のコピーをPension Service Officeが発行してくれるようならば、或いはwebsiteからダウンロード出来るならば、証拠書類がスッキリと整うのですが、これが出来る様でしたら、教えて下さい。︎私は、退職後はNational Insurance Contributions はしていません。 |
(Answer) Evidence to prove your continuous residency in the UK since becoming a permanent residentは、準備出来る書類は提出して、どうしてもある年の書類が無い場合は無いとして仕様が無いと思います。それが無ければ、eVisaへの移行が認められない・ILRの取り消し・国外退去などは有り得ないと思います。 |
|
10 | (Question) (2024年5月22日) NTL(No Time Limit)の申請書類には、ILR取得後の全てのパスポートのコピーの提出が求められていますが、それは、それらのパスポートの自分の顔写真のページに加えて、英国入国スタンプが押印されている全ページのコピーが必要でしょうか。 |
(Answer) 有る方は、ご自分のパスポートの英国の入国スタンプの有るぺージは全てスキャンしてアップロードしたと仰ってましたが、私は自分のパスポートの顔写真のぺージのみをスキャンしてアップロードしました。正直申しまして、どちらが正解かは分かりません。私はパスポートの自分の顔写真のあるページさえ送れば、Home Officeはそのパスポート番号・氏名等から私がいつ英国に入国したかはHome Officeのコンピューターシステムから瞬時に過去の入国記録が画面上に映し出されるのではと推測して、敢えてパスポートの英国の入国スタンプの有るぺージをスキャンして送付する必要はないのではと思っています。 |
|
11 | (Question) (2024年5月22日) NTL(No Time Limit)の申請に関係者への調査の同意書が必要との事ですが、その同意書のフォームはどうやって入手するのでしょうか。 |
(Answer) 同意書については、実際にUKVIのサイトに行ってNTL(No Time Limit)の申請を進めますと、自動的にその同意書の項目に辿り着きますが、以下のリンクからもその同意書のフォームをダウンロード出来ます。 1) 提出書類についてHome Officeが第三者機関に調査する事への同意書(こちら) 2) 提出書類が他の方と共同名義になっている場合、Home Officeが第三者機関に調査する事へのその共同名義人の同意書(こちら) |
|
12 | (Question) (2024年5月23日) NTL(No Time Limit)の申請の為に、私のパスポートをひっくり返してみた所、Given leave to enter the UK for an indefinite period のスタンプは74年、88年、93年、2001年のパスポートに押してありました。私は、79年から現在の住所に住んでいます。私の住んでいるカウンシルにTaxを79年以降払っている証明をくれるようにメールした所、自動返信で20 working days 掛かるといってきました。この場合、継続居住証明は2001年以降でいいと思われますか? |
(Answer) UKVIが提出を求めている書類は、私の資料の28ページに記載しましたが、以下の通りです。 Evidence to prove your continuous residency in the UK since becoming a permanent resident, such as a. council tax letters b. letter(s) from a GP confirming dates of attendance c. letter(s) from a school or college confirming dates of attendance d. electricity, gas or water bills e. letter(s) from employer(s) confirming employment従いまして、準備しなければならない証拠書類は、それが例え旧の住所で有れILRを取得した年以降毎年分です。もしそんな古い年の書類など残っていない、Council Officeに頼んだが入手出来ないとの事でしたら、それは仕様が無いと思います。 |
|
13 | (Question) (2024年5月23日) UKVCASの面接の予約を取る時には要求されている書類を全部出来る範囲内でアップロードしてからではないと予約は出来ないんですよね? |
(Answer) このUKVI・UKVCASでの申請手順は以下の通りです。 1)必要書類の準備(書類をアップロード出来る様にする事(アップロードする書類のファイル形式はPDFが推奨されいるも、スマホやタブレットの内蔵カメラで撮影したJPG・PNG画像ファイルでも可) 2)UKVIのサイトへのアカウント登録・必要事項 の入力 3)UKVCASの予約・手数料の支払い(クレジット・デビットカード要) 4)UKVCASのサイトに必要書類をアップロード(予約日の前日まで) 5)UKVCASの予約日にUKVCASの事務所へ行き、自身の顔写真の撮影・両手10本の指全部の指紋の採取・パスポートのスキャン即ち、先ずはUKVIでアカウント登録・必要事項の入力をして、その後UKVCASのサイトに行って予約を取り、予約日の前日までに必要書類をアップロードします。 |
|
14 | (Question) (2024年5月23日) 私は、先日Readingの図書館でUKVCASの申請をしました。私は永久ビザを取得してから、BRPカードは持っていませんので、証拠書類はCouncil Tax の書類を揃えました。手元にない場合はCouncil に問い合わせるとすぐに送ってもらえます。それを全てアップロードし、過去のパスポートの写真のページ、永住ビザのステッカーのページとその書類、結婚証明書も併せてアップロードしました。申請は無料でしたが不備があるといけないので申請日前の書類確認チェックのサービスを£49支払ってしてもらいました。その結果、私のパスポートの英国の入国スタンプのあるページは全てスキャンしなければいけない事を指摘され、そしてスキャン時にはページの各角がはっきりする様にという注意を受けました。当日は特に質問される事も無く、顔写真を撮影し、全ての指紋を機械でスキャンしてすぐに終わりました。 |
(Answer) NTL(No Time Limit)申請の貴重な体験談、大変有難う御座います。UKVCASの担当者から、過去のILR取得後の全てのパスポートのアップロードには、英国入国スタンプが押印されているぺージ全部を含まないといけないと指摘されたとの情報、有難う御座いました。私は既にそれらの英国の入国スタンプが押されているぺージ無しで、自分の顔写真が写っているぺージのみを送付・申請してしまいましたので、UKVIからそれらの英国の入国スタンプが押印されているぺージは全ページ送るように指示が有りましたらその様に対応したいと思います。しかし、UKVIも最初からその様にはっきりウェブサイトに明記すべきで、何か不親切だと感じざるを得ません。更に、十数年前から英国の空港ではeGateが導入され、必ずしも我々のパスポートには英国入国スタンプが押印されませんが、その辺は大丈夫なのでしょうか。 |
|
15 | (Question) (2024年6月3日) 私は、NTL No Time Limitの申請で提出する書類は必ずしもPDFである必要はなく、例えばスマホなどで撮った写真をアップロードしても大丈夫だと思いますが、どこかに提出書類はPDFが必須という条件は書かれていましたか? でなければ書類をスキャンしてPDFに変換という結構面倒な作業は省けると思います。 |
(Answer) UKVCASのサイトで確認しましたが、アップロードする書類のフォーマットは、PDFが推奨されていますが、JPGやPNGの画像フォーマットもOKとの記載が有りました。確かに、紙の書類をPDFファイルに変換するのはちょっと面倒・分からないと言う方は、スマホやタブレットの内蔵カメラで書類の写真を撮り、そのままアップロードする方が簡単だと思います。この点をご指摘頂き有難う御座います。 |