皆さんは、エンディングノートと言う言葉をお聞きになった事は有りますか。 エンディングノートとは、誰もが必ず迎えるご自身の死に備えて、ご自身の記憶力、判断力、そして意思疎通能力が高齢化と共に衰える前に、それまでの人生を振り返りつつ、その後の諸々のイベントに対する希望を配偶者・子供等の家族、又は代理人へのメッセージとして書面に書き留めておくもので、「事前指示書」とも訳されています。
エンディングノートは、法的な拘束力はなく、そのフォームも定められている訳ではありませんが、一般的な記入項目は、以下の通りです。
*自身の詳細 (氏名・住所・生年月日・本籍地・学歴・職歴・趣味・特技・資格・思い出等)
*緊急連絡先
*自身の介護についての場所・費用等の希望
*終末医療や死後についての希望(延命治療・余命宣告・献体・臓器提供等)
*自身の葬儀の場所・形式・墓・埋葬・火葬・散骨・法事等についての希望
*加入している生命保険・年金保険のリスト
*不動産・金融資産・動産・債権・債務のリスト
*遺言書の有無・保管場所
*自身の死亡通知の送付先リスト
エンディングノートのフォームは日本の書店やインターネットで販売されていたり、更にインターネットで無料配布もされています。検索する際のキーワードは「無料エンディングノート」です。
以下に英国在住の日本人の為に終活ウェブ発行の日本語・英語併記のエンディングノート、もう一つ英国の資産運用会社が作成したものを参考に編集した「終活ノート」、日刊葬儀新聞社発行のインターネットで無料でダウンロード出来るエンディングノート、その他無料エンディングノートの一覧サイトをご紹介します。
内容 | ダウンロード | |
終活ウェブ発行エンディングノート |
終活ウェブサイト管理者が発行した英語・日本語併記のエンディングノートです。全39ページで、英国・日本の医療・介護・不動産譲渡所得税・相続税・遺言書・無遺言相続・成年後見制度・終末期医療等の制度の違いも説明されています。
尚、このエンディングノートは、手書き用のPDF ファイルとご自身でパソコンの Word で入力可能なWordファイルの何方もダウンロード可能です。Word をお使い出来る方は、Word ファイルは必要に応じて削除したり追加したりご自由に編集出来ますので便利かと思います。 |
(PDF ファイル) こちら (Word ファイル) こちら |
終活ウェブ発行終活ノート |
英国の資産運用会社の作成したものを参考に終活ウェブ管理者が発行した全12ページの英語・日本語併記のご自身の情報・主要取引先・LPAの有無・遺言書の保管場所・銀行口座・クレジットカード・ローン債務・投資資産・年金・不動産資産等々をリストアップするフォームです。PDF、又はMicrosoft Wordでダウンロード出来ます。 | (PDFファイル) こちら (Wordファイル) こちら |
日刊葬儀新聞社発行エンディングノート |
日刊葬儀新聞社発行のエンディングノートで、全131ページです。インターネットで無料でダウンロード出来、PDFファイルとMicrosoft Word等でご自身で自由に編集出来るdocファイルが有ります。 | こちら |